1留しながらも大学在学中にTOEIC930点を取得したうにだよの、TOEIC攻略法です。
今回はリーディングの理想的な時間配分について説明します。対象の目標スコアは730点以上です。600点が目標の人は、丁寧に解くことから始めましょう。
高得点を目指すための、理想的な時間配分
リーディングの試験時間は75分で、問題数はPart 5が30問、Part 6が16問、Part 7が54問です。
いきなり時間配分を書いてしまうと、Part 5・6を20分以内に終わらせて、Part 7に55分以上残すのが理想です。Part7に1問1分使うことができるようになります。
TEX加藤氏(金フレ・でる1000問)や加藤優氏(900点特急)をはじめとした、多くのTOEIC参考書著者もそう言っています。
Part 5を10分(1問20秒)で解き、Part 6を8分(1パッセージ2分・1問30秒)で解くのが目安です。
Part 5・6で時間を消費していては、いくらPart 7を勉強しても効果は薄い
これが一番言いたいことです。Part 5・6に30分や40分かかっていては、いくら対策をしようとも、Part 7をまともに解くことはできません。
丁寧に解けば20問以上解けずに時間切れになるでしょう。スピードを重視して解けば、正解率が犠牲になるでしょう。
「Part 7が苦手、時間が足りない」と言っている人の多くは、長文が苦手ということ以前に、Part 5・6で時間を使いすぎていることが問題なのだと思います。
つまり、Part 5・6を優先して勉強すべき!
Part 5をやれば、Part 6の対策は不要
ということで、Part 7の長文の勉強をする前に、Part 5・6を先に対策すべきなのです。
Part 6はPart 5と同じ文法事項が出ます。Part 5の文法で解けないPart 6の問題は、文脈から判断して解く問題です。つまり、Part 5を勉強すれば、とくにPart 6の対策をする必要はありません。模試で慣れれば良いでしょう。
Part 5対策はPart 7にも役立つ
さらに、Part 5を勉強すると、やや複雑な文の構造を理解するのが早くなります。これは、長文を読むとき非常に役立ちます。
具体的にいうと、「これどこが主部だ?」とか「これは過去形の動詞なのか、名詞を修飾する過去分詞なのか見分けがつかない」ということがなくなります。
Part 5の対策はPart 7にも役立つのです。これもPart 5を先に対策すべき理由です。
どうすればPart 5を1問20秒、Part 6を1問30秒で解けるようになるか?
はじめはPart 5を重点的に勉強すれば良いことが分かりました。どのように勉強すれば、Part5を1問20秒、Part6を1問30秒で解くことができるようになるでしょうか。
「問題を大量に解いて、頭にパターンや解き方を叩き込む。」これが一番です。どのような種類の問題か素早く理解して、時間をかけずに正解を選べるようになってください。
これができるようになると、あまり頭を使わずに解けるようにもなり、後半集中力が切れてしまうということもなくなります。
おすすめの参考書
「問題を大量に解いて、頭にパターンや解き方を叩き込む。」これを実現できる参考書があります。それは、TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問です。その名の通り、Part 5の問題が1000問以上収録されています。

タイトルを見ただけでやる気がなくなりそうな本ですが、スピーディに解けばさほど時間はかかりません。わからない問題はあまり考えず、すぐに答えと解説を見ましょう。
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でる1000問をやりこんだあと、少し難しい問題の対策をしたい人には900点特急もおすすめです。


本番での心構え
もちろん、すべての問題を20秒で解くわけではありません。簡単な問題は10秒くらいで解けるようになるでしょうし、難しい問題は30秒くらいかかるかもしれません。
というわけで、難しい問題には20秒以上使っても大丈夫ですが、少し悩んでもわからない場合は直感で選んで、時間を使いすぎないようにしましょう。日頃の勉強でこれを意識していないと、本番でもできません。
まとめ
- 高得点を目指す人は、Part5・6を20分で終わらせ、Part7に1問1分残そう
- Part5・6に30分以上かかるような状態で、Part7の対策をしても効果は薄い
- でる1000問をスピーディにやって、頭に解き方とパターンを叩き込もう
- 勉強中・本番ともに、わからない問題で悩んで時間を使わないこと
