ラノベで英語!この素晴らしい世界に祝福を!1巻

ラノベで英語
この記事は約19分で読めます。

“Explosion!!”
めぐみん「『エクスプロージョン』ッ!」

『この素晴らしい世界に祝福を!』日本語版60ページ、英語版36ページなど

日本で人気のライトノベルの中には、英訳版も出ているものもあります。

英訳ラノベは普通の洋書(ハリーポッターなど)と比べて、易しく読みやすいものが多いです。さらに、日本語版やアニメで内容を知っていれば、多少理解できなくても話についていけます。

そんなわけで、ラノベ・アニメ好きの人で、英語の本を読みはじめたい人にオススメです。

この記事は、そんな英訳ラノベで使われた単語や名場面などで英語の勉強をしよう!というコーナーです。分かりづらい文も説明します。

第1回はこの素晴らしい世界に祝福を!1巻です。

なお、そこそこネタバレを含みます。

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書籍版:英語版 日本語版
Kindle版:英語版 日本語版

日本語版:角川書店 角川スニーカー文庫
英語版:エン・プレス yen on
著者:暁なつめ
訳者:Kevin Steinbach(『幼女戦記』、『アウトブレイク・カンパニー』などの訳者)

ページ数:161
おすすめ度:★★★★★

あらすじ

引きこもりのゲーマー少年・佐藤和真は、ある日突然交通事故(?)で人生を終えた……と思いきや、目を覚ますと女神を名乗る少女・アクアの姿が。

カズマは、好きなアイテム・力を1つ持って異世界を救うことを、アクアに提案される。なんやかんやあって、カズマは女神・アクアを異世界へ連れて行くことに……。

紹介

アニメが2期まで制作されており、映画化も決定している人気作品です。

ほとんどギャグ作品ですが、シリアスなシーンもたまにあります。とはいえ、重くならないようにギャグを挟んでくるので、暗い話が苦手な人でも楽しめるでしょう。

単語編

HikiNEET(ヒキニート)

Hikikomori【名】引きこもり
NEET【名】ニート

作中で、主人公のカズマは、駄女神のアクアに何度もヒキニートと呼ばれます。

これは、なんとHikiNEETとそのまま訳されています。

「引きこもり」は、そのままHikikomoriです。日本発祥の問題なので、そのままローマ字になってしまいました。過労死がKaroshiなのと同じですね。

「ニート」はイギリスの政府機関の報告書内で使われた、“Not in Employment, Education or Training”(就労中でなく、就学中でもなく、職業訓練も受けていない人)の頭文字を取った言葉です。

参考リンク
hikikomori | Definition of hikikomori in English by Oxford Dictionaries
karoshi | Definition of karoshi in English by Oxford Dictionaries

Self-proclaimed goddess(自称女神)

Self-proclaimed【形】自称
Goddess【名】女神

自称女神。カズマはアクアのことを「自称女神」や「駄女神」と呼ぶことがあります。副題にもあるように、駄女神はuseless goddessです。

Proclaim【動】宣言する
Useless【形】役に立たない、無益な

Novice adventurer(駆け出し冒険者)

Novice【名】初心者、駆け出し
Adventurer【名】冒険家、冒険者

駆け出し冒険者の街、アクセルからカズマたちの物語は始まります。

日本語版と同じく、Adventurer(冒険者)は、「冒険を生業とする人たち」のことと、「初期職業・最弱クラス」の2つの意味で使われています。

Jack-of-all-trades(なんでも屋)

“Jack-of-all-trades, master of none!”
アクア「器用貧乏みたいな」

日本語版34ページ、英語版20ページ

Jack-of-all-trades【名】なんでも屋、器用貧乏
Jack-of-all-trades, maste of none 器用貧乏、多芸は無芸

最弱職の冒険者にしかなれなかったカズマを、「冒険者は全てのスキルを覚えることができる」とフォローする受付のお姉さん。それをアクアが台無しにするセリフ。

jack-of-all-tradesは、「なんでも屋のジャックさん」ということで、色々なことをできる人のことを言いますが、「万能」という意味で褒める場合と、「器用貧乏」だと貶す場合のどちらにも使われます。

一方”Jack-of-all-trades, master of none“というフレーズは、「何でも屋だけど何も極めていない」ということで、「器用貧乏」「多芸は無芸」と貶す場合に使われます。

これのさらに長いバージョンで、”Jack of all trades, master of none, but oftentimes better than master of one“(多芸は無芸とは言うが、1つだけ極めている人より良いこともよくある)などといったフレーズが使われることもあります。カズマのパーティには、このフレーズがぴったりだと思いませんか?

Advanced class(上級クラス)

Advanced【形】上級の、進歩した、先進的な
Class【名】(ゲームの)クラス・職業

アクアのアークプリースト、めぐみんのアークウィザード、ダクネスのクルセイダーが上級クラスに該当します。

ゲームでクラスという言葉が使われるようになった由来は、1974年に発売されたTRPG(サイコロを振って遊ぶアナログRPG)の、Dungeons and Dragons(D&D)です。D&Dは世界で最初のRPGとされており、現代のコンピュータRPGにも大きな影響を与えています。

後で『このすば』でも出てくるので紹介しますが、D&Dのスライムは恐ろしい強敵でした。

天井や壁にへばりつき、冒険者が上を通ると落ちてきて取り付き、ドロドロに溶かしてしまいます。そのうえ物理攻撃は通用せず、魔法で攻撃しないと倒せません。

スライムがザコ敵扱いされるようになったのは、Wizardry(1981)、ドルアーガの塔(1984)、そして皆さんご存知のドラゴンクエスト(1986)の影響です。

参考リンク
A Study of Slime(日本語)
スライムはどうして「最弱キャラ」になったのか? イメージを定着させた“戦犯”が告白【「転スラ」特集】 | インサイド

Arch-priest

Arch-【接頭詞】主席~、大~
Priest【名】聖職者、僧侶

水の女神・アクアのクラス、アークプリースト。大僧侶といった感じです。

Arch-wizard

Wizard【名】魔法使い

ロリっ子・めぐみんのクラス。こちらは大魔法使いという感じでしょう。

wizardは通常男の魔法使いを指しますが、女性にも使えます。一方、witchは魔女なので、女の魔法使いのみを指します。ハリーポッターを読むと、これらが使い分けられていることがわかります。

Witch【名】魔女

Crusader

Crusader【名】十字軍戦士

ドMの女騎士・ダクネスのクラス。十字軍とは、11世紀から15世紀ごろの、キリスト教の軍隊のことです。これが転じて「聖なる力を持ち、味方を守るため戦うクラス」という、ゲームのクルセイダーのイメージができたのでしょう。

The Crimson Magic Clan(紅魔族)

Crimson【形】深紅色の
Magic【形】魔法の
Clan【名】一族、氏族

めぐみんの出身一族。漢字を一文字ずつ訳した感じですね。生まれつき、高い知力と魔力(Exceptionally high Intelligence and Magic)を持ち、紅い眼(Red eyes)が特徴です。

Exceptionally【副】例外的に、並外れた、非常に
Except【動】~を除外する【接続詞】~ということを除いて【前置詞】~を除いて)
Intelligence 【名】知能、知性、知力

Weird Name(変な名前)

Weird【形】(口語)変な、奇妙な

そんな紅魔族はみんな変な名前です。

weirdはあまり聞き慣れないかもしれませんが、英語圏ではかなりの高頻度で目にする単語です。口語では、strangeよりもずっと使われています。かなり広い意味で「変な」というときに使われます。

ちなみに、weirdoは「変人」という意味のスラングです。これもそこそこ見かけます。

また、他の「変な」という意味の単語に、bizarreがあります。こちらは「風変わりな」や「奇抜な」という意味で「変」です。

余談ですが、海外のサイトで「ひょいざぶろーが変な名前なのは分かるけど、めぐみんってどこが変なの?ダクネスとかダスティネス(dustiness・埃っぽい)のほうがずっと変だろ」という質問を見て、言語の壁的な何かを感じたことがあります。

Weirdo【名】(スラング)変人、危険人物
Bizarre
【形】奇妙な、異様な、風変わりな

Explosion!!(『エクスプロージョン』ッ!)

Explosion【名】爆発

めぐみんの代名詞の爆裂魔法。

Explosive skills(爆発系魔法)

Explosive【形】爆発の、爆発性の

爆発系魔法ではダメで、爆裂魔法じゃないと愛せないそうです。

Jailbait(ロリっ子)

Jailbait【名】(スラング)ロリっ子

Jail【名】刑務所
Bait【名】餌、誘惑するもの

カズマが、めぐみんを呼ぶときの「ロリっ子!」は、Jailbaitと訳されました。これはかなりいかがわしい響きのスラングです。

jail(刑務所)+bait(<釣りなどの>餌)ということで「手を出したくなるが、実際にそうしたら刑務所行きになってしまう年齢の少女」を指しています。

Perv(変態)

Perv【名】(スラング・pervertの略)(性的な意味で)変態
Pervert【動】~をゆがめる、悪用する【名】変態、性的倒錯者

主にカズマとダクネスに対して使われる単語。

pervert=「変態」は結構使われるので、覚えておいて損はないです。受験やTOEICの役には立ちませんが。

ちなみに、ツンデレの「ヘンタイ!」は”You pervert!!“です。あなたも明日友達に使ってみましょう。

Three hundred grand(30万エリス)

Grand【名】《アメリカ・スラング》1000ドル ※単複同形

three hundred grand = 300千エリスなので、30万エリスです。ミツルギ(魔剣の人)が破壊したオリの修理代を、アクアが請求したときに出てきます。

現実世界のアメリカでは、1000ドルという意味で使われています。1900年台初頭から使われているスラングで、由来は1000ドルがgrand(「壮大な」など=大金)だからだと言われています。アメリカのドラマでも結構目にする表現です。

参考リンク
What’s the origin of “grand” meaning $1,000? – The Straight Dope

An eris a dozen(ありふれた)※造語

I’m a front line defender. We’re an eris a dozen.
(私は前衛職だからな。前衛職なんて、どこにでも有り余っている。)

日本語版92ページ、英語版55ページ

A dime a dozen (アメリカ)ありふれた、掃いて捨てるほどいる

募集掲示板に行くクリスと、座ったままのダクネスを見て、カズマがダクネスに行かないの?と尋ねるシーンの、ダクネスのセリフ。

an eris a dozen“は造語で、本来は”a dime a dozen“で「ありふれた」という意味です。

dimeとは、アメリカの10セント硬貨のことで、a dozenは1ダース(12個)のことです。つまり”a dime a dozen“は、「10セントで1ダース買えてしまうほど価値が低いモノ」のことを言っています。そこから、「ありふれた」「掃いて捨てるほどある」という意味になりました。

『このすば』のファンタジー世界に10セント硬貨は存在しませんから、a dimeの代わりにan eris(1エリス硬貨?)を使ったんですね。

ところで、「10セントで1ダースはいくらなんでも安すぎだろ!」とツッコミを入れたくなりませんか?僕はなりました。

このフレーズは19世紀には既に使われていました。当時の物価なら、10セントで1ダース何かを買えることもあったのでしょう。

おまけ:アメリカの硬貨の別名
Penny 1セント硬貨:チップにペニーを払うのは不満を表す行為で、払わないより失礼らしい
Nickel 5セント硬貨:ニッケル製だから
Dime 10セント硬貨:ラテン語の「10分の1」decima pars → 古フランス語 disme → dime(※現代英語のdimeに10分の1という意味はない)
Quarter 25セント硬貨:1ドルのクォーター = 4分の1
Half Dollar 50セント硬貨:ほとんど使われないので、発行枚数も少ない
Dollar coin 1ドル硬貨:通常1ドル紙幣が使われるので、あまり使われない

参考リンク
Dime A Dozen – Phrase Meaning and its Origin
アメリカのお金・通貨・為替・両替 – Latte

Urgent quest(緊急クエスト)

Urgent【形】緊急の

緊急クエスト!緊急クエスト!

Panty-stealing devil(ぱんつ脱がせ魔)

Panty【形】パンティーの
Stealing【名】窃盗
Devil【名】悪魔、(悪魔のような)極悪人

カズマの評判その1。

なお、英語でパンティーのことを言うときは、1枚であってもpantiesと複数形で表します。pants(アメリカ英語でズボン、イギリス英語で下着のパンツ)、shirts(シャツ)、glasses(眼鏡)、scissors(はさみ)と同じですね。

Panties【名】パンティー
Steal【動】~を盗む

Predilection for covering girls in slime(女の子を粘液まみれにするのが趣味)

Predilection【名】偏愛、好み
Slime【名】どろどろ・ぬるぬるするもの、粘液

カズマの評判その2。

predilectionはかなり難しい単語です。TOEICや英検準1級、難関大学受験のレベルでは、覚えなくても全く問題ありません。

coveringは動名詞ですね。

Kazuma the Cur(鬼畜のカズマ)

Cur【名】卑劣漢、げす

カズマの評判その3。

英語で異名を表すときは、「名前 the 異名」の形になります。

イギリスの殺人鬼のJack the Ripper(切り裂きジャック)、イングランド王リチャード1世のRichard the Lionheart(獅子心王リチャード)が有名です。

面白いものだと、フランスのルイ6世はLouis the Fat(肥満王)、シャルル6世はCharles the Mad(狂気王)、イングランドのエゼルレッド2世はAethelred the Unready(無策王)と呼ばれています。

His Majesty, the Devil King(魔王様)

His Majesty【名】(国王)陛下

魔王軍幹部の1人、デュラハンが魔王を呼ぶときの言い方。

His Majestyは、直訳すると”あなたの威厳・尊厳”という意味です。国王のような、地位の非常に高い方を直接呼ぶのは失礼に当たるので、このように間接的に呼ぶことになっています。

なお、直接呼びかける場合はyour Majestyになります。

majestyは国王、女王、皇帝、皇后に対してのみ用いられます。それ以外の王族や皇族の場合はhighnessになります。

現実世界での使用例だと、イギリスのエリザベス女王は、Her Majesty(女王陛下)と呼ばれます。また、日本の天皇陛下はHis Imperial Majestyです。

Majesty【名】威厳、尊厳

名場面・文法編

見捨てないでください!

Maybe it was the girl on my back shouting, “Please don’t abandon me!” at the top of her lungs that attracted the looks and whispers of passersby.

背中から離れようとしないめぐみんが、捨てないでだのと大声で叫ぶためか、通行人たちがこちらを見てひそひそと話をしていた。

日本語版67ページ、英語版40ページ

Abandon【動】捨てる、見捨てる、放棄する
at the top of one’s lungs 大声で、声高に
Attract【動】引き付ける
Passersby【名】通りがかりの人、通行人

it was ~ that …強調構文が使われています。強調したい語句を~に入れて表すのでしたね。

強調されている語句は、”the girl on my back“(私に背負われためぐみん)が、”shouting “Please don’t abandon me!” at the top of her lungs“(「見捨てないでください!」と大声で叫んでいる)で修飾された名詞句です。

気持ち的には「通行人の注目を集めたのは、めぐみんが大声で叫んでいるせいだよ!」という感じです。

“He made such a young girl his plaything―and now he’s just going to throw her away? Disgusting! Look―both those girls are slimy! What kind of sick games was that perv playing with them?”

「――あんな小さい子を弄んで捨てるなんて、とんだクズね。見て!女の子は二人ともヌルヌルよ?一体どんなプレイしたのよあの変態」

日本語版67ページ、英語版40ページ

Plaything【名】もてあそばれる人、慰み者、おもちゃ
Disgusting【形】非常に不快な、胸くそ悪い
Slimy【形】ぬるぬるした

通行人から誤解を受けるカズマ。この女もだいぶpervである。

such a young girlは、「あんなに若い女の子」という意味ですね。suchで強調するときは、「such a 名詞」という語順になります。

playthingは「おもちゃ」という意味ですが、人に対して使うとそういう意味になります。

・3文目
What kind of sick games was that perv playing with them?

この文の名詞はthat perv(あの変態)です。

What kind of ~で、「どんな種類の~を…」、という疑問文になります。本来、~の部分には単数形か不可算名詞が来ることになっていますが、くだけた英語では複数形にすることもあります。

動詞に過去進行形のwas playingが用いられていて、(いったいどんな変態プレイが行われていたのかしら……)という想像をしているような、動きのある文になっていると思います。

参考リンク
What kind of ~ ? の後ろに来る名詞はすべて単数形ですか|英会話|アルク

我が名はめぐみん!

I am Megumin! I am of the occupation Arch-wizard, one who wields the most powerful of all offensive magics, Explosion!

(我が名はめぐみん! アークウィザードを生業とし、最強の攻撃魔法、爆裂魔法を操る者……!)

日本語版54ページ、英語版32ページ

Occupation【名】職業
Wield【動】(道具・武器などを)巧みに扱う

めぐみんの名乗り口上です。かなり構造が難しい文だと思います。複雑な文にすることで、めぐみんの厨ニ感を出したのでしょう。

下のように、カンマでI am以下の部分が分けられていると考えると良いでしょう。

I am
<of the occupation Arch-wizard>,
<one who wields the most powerful of all offensive magics, Explosion!>

I am of the occupation Arch-wizard

いきなりbe動詞の後にofが出てきました。”be of 名詞“で「~に属する」「~の」という意味です。文語的な硬い表現です。

そして、”the occupation Arch-wizard“と名詞が2連続で並んでいます。このように、名詞を並べることで同格(イコール)の関係を表すことができます。つまり、the occupation = Arch-wizardということです。We Japanese(私達日本人)という表現を使う人もいますね。

直訳しづらいので若干意訳すると「私の職業はアークウィザードである」くらいの意味になります。

(I am) one who wields the most powerful of all offensive magics, Explosion!

I am one who ~“は「私は~な者」といった感じでしょう。関係代名詞が使われています。

wields the most powerful of all offensive magics, Explosion!“は、最上級の表現ですね。「全ての攻撃魔法で最も強力な、爆裂魔法を操る」という意味です。

「名詞,(カンマ)名詞」の形でも同格の関係を表すことができます。したがって、the most powerful of all offensive magics = Explosionです。

the most powerful of all offensive magic“は、powerfulが形容詞なんだから、形容詞句では?と思われるかもしれません。

the 形容詞“のtheには、形容詞を名詞化させる働きがあります。例えば、the richは「お金持ちの人々」(=rich people)、the youngは「若者たち」(=young people)という意味の名詞です。

そういうわけで、”the most powerful of all offensive magic“は名詞句です。”the most powerful (offensive magic) of all offensive magic“と考えると良いでしょう。

まとめると、「私の職業はアークウィザードであり、全ての攻撃魔法で最も強力な、爆裂魔法を操る者」です。

何事もなく終わってくれればいいのですが

No sooner had she spoken than ripples appeared in the water.

そして、それをきっかけにでもするかの様に、湖の一部に小波が走る。

日本語版178ページ、英語版105ページ

No sooner ~ than… ~するとすぐに…

めぐみんがフラグを立てた次の地の文。

no sooner ~ than…は「~するとすぐに…」という意味です。~は過去完了形、…には過去形が来ます。~のほうが…より前の出来事なので、過去完了形の大過去(過去のさらに過去)の用法で表します。

ちなみに、この文は下のように書き換えることができます。

元の文
“No sooner had she spoken than ripples appeared in the water.”
↓書き換え
“She had no sooner spoken than ripples appeared in the water.”

元の文のような、No soonerを頭に持ってくる形のほうが、文章体で硬い形です。なお、否定語を文頭に出すと、倒置が起きて助動詞のhadが主語の前に来ます。

まとめ

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読みやすいうえ、キャラクターが魅力的でとても面白いです。オススメできる英訳ラノベです。

最初のカラー挿絵とキャラ紹介しか見られませんが、PCやスマホで読めるKindle版には無料サンプルもあるので、興味のある方は一度目を通してみても良いと思います。(ラノベによっては、プロローグから1章くらいまで読めたりします。)

余談ですが、洋書初心者によくおすすめされるハリーポッターは、分厚いですし、難しいです。あれを楽しみながらさくさく読むには、TOEIC900点程度の英語力と1万語レベルの語彙力が必要だと思います。

一方、ライトノベルは比較的薄いうえ、そこまで高い語彙力がなくても読めます。英語小説の入門におすすめです。