ゲームで英語!Undertale(曲名)

ゲームで英語
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日本のゲームの英訳版や海外のゲームのセリフなどで、英語を覚えよう!というコーナーです。豆知識的なことも書いていきます。

第6回はUndertaleの曲名です。このゲームには数多くの名曲があります。そんな名曲たちの名前を見ていきましょう。タイトルの訳はサウンドトラックのものを、ゲーム内の訳は公式日本語訳を採用しています。

なお、ネタバレを大いに含みます。

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タイトル~いせき

Once Upon a Time(むかしむかし…)

Once Upon a Time:むかしむかし…

タイトルの曲ですね。第2回でも出てきましたが、”Once Upon a Time”で『むかしむかし』という意味になります。

Your Best Friend(キミの親友)

フラウィのテーマです。深い意味のあるタイトルですね。

ちなみに”But nobody came.”(しかし だれもこなかった)後の不気味なBGMは、これを13分の1の速度で再生したものです。

Anticipation(緊迫のとき)

Anticipation【名】予想、予知、期待

トリエル(Toriel)と一緒のときの戦闘テーマ。

Enemy Approaching(ENEMY APPROACHING!)

<中学>Enemy【名】敵
<高校>Approach【動】近づく、接近する

通常の戦闘テーマ。「敵が接近中」ということですね。Anticipationがベースです。

日本語版は全て大文字になり、”!”が追加され、緊迫感が増しています。戦闘機とかのレーダー的な画面に表示されそうな感じです。

Determination(ケツイ)

Determination【名】決意、決心
<高校>Determine【動】決心する、決意する)

ゲームオーバーのテーマです。”Determination”(ケツイ)はもちろん重要ワードですね。

Heartache(心の痛み)

Heartache【名】心痛、悲嘆

トリエル戦のテーマ。

“Ache”は痛みという意味ですから、”Headache”は頭痛、”Stomachache”は腹痛です。鈍いズキズキした痛みを表します。

いせき外~スノーフル

sans.(サンズ)

サンズ(Sans)のテーマ。

英語版のサンズのセリフは、本来大文字にすべき部分でも小文字のまま書かれています。(人名や文の最初の文字など)これにより、彼が怠惰なのを表しています。(Sansをsans、Papyrusをpapyrusといった感じ)

曲名もそれにならっています。

Bonetrousle(Bonetrousle)

パピルス(Papyrus)の戦闘テーマ。Trousleという単語はないので、これは造語です。

“Bonetrousle”は、パピルス戦に負けて捕らえられたときに見られる書き置きで”slightly bonetrousled”(少し Bonetrousled)という使われ方をしています。

そのため”worried”(心配した)”flustered”(取り乱した)”annoyed”(いらいらした)のような意味だと考えられています。

なお、この”slightly bonetrousled”は、公式日本語版では「ちょっとホネにきてる」と訳されています。

参考リンク
Bonetrousle | Undertale Wiki | FANDOM powered by Wikia

Premonition(もしかして…)

<難>Premonition【名】(よくないことが起こる)予感、兆候、予告、虫の知らせ

グリルビーズ(Grillby’s)でのサンズとのイベント中、サンズがしゃべる花について話すシーンで流れる曲。

まさにPremonitionという曲名が合うシチュエーションですね。

ちなみに、フォトショップフラウィ(Photoshop Flowey)戦のBGM”Your Best Nightmare”でこの曲のフレーズが使われています。

Quiet Water(やすらぎの水辺)

<中学>Quiet【形】静かな

ウォーターフェル(Waterfall)の休憩地帯の音楽。個人的に好きな曲です。

Bird That Carried You Over A Disproportionately Small Gap(びっくりするほど近い距離を飛んで渡らせてくれる鳥)

<中学>Carry【動】~を運ぶ
<難>Disproportionately【副】不釣り合いに
<高校>Proportion【名】釣り合い、バランス)
<高校>Gap【名】割れ目、溝、隙間、ギャップ

曲名のときに流れるテーマ。長いですね。

Disproportionatelyは長くて難しそうですが、Dis+Proportionatelyと考えると分かります。

Proportionは「釣り合い」という意味です。したがって、この単語の形容詞型Proportionate(釣り合った)にlyが付いて副詞になったProportionatelyは「釣り合って」という意味になります。

そして、Disは否定の意味を表す接頭辞(単語の頭にくっついて別の意味をもたせるもの)です。日本語でいうと非~不~に相当します。

Disproportionatelyは不釣り合いにという意味になります。

Ghouliday(グロすマスソング)

ナプスタブルークの家のCDで流れる曲の1つ。クリスマスソングのジングルベルを不気味な音源で鳴らした曲です。

英語版の曲名は、Ghoul(グール)+Holiday(ホリデー、祝日)だと思われます。

ホットランド

Another Medium(Another Medium)

<中学>Medium【名】中間

ホットランドのテーマ。Another Medium(もう1つの中間)と言われても何のことだかわかりませんね。

この曲の前身は、アメリカで人気のウェブコミック『Homestuck』の”Doctor”という曲を、Undertaleの作者のトビー・フォックス氏がアレンジした”Patient”という曲です。

その『Homestuck』の作中には『The Medium』という場所が登場します。Another MediumのMediumはこれを指していると考えられています。

参考リンク
Another Medium | Undertale Wiki | FANDOM powered by Wikia
Homestuck – Wikipedia

Can You Really Call This A Hotel, I Didn’t Receive A Mint On My Pillow Or Anything(枕の上にミントチョコレートも置いていない宿泊施設をホテルと呼んでよいものだろうか)

<中学>Receive【動】受け取る
Pillow
【名】枕

ジェットパックでケーキの材料を取りに行くシーンの曲。とても長いですね。

曲名の由来はよくわかりませんでした。

Live Report(現場から中継です)

<中学>Live【形】生放送の、ライブの
<中学>Report【名】報道、報告

メタトンニュースの曲。

Death Report(絶体絶命レポート)

<中学>Death【名】死

突然始まった絶体絶命爆弾解体の曲。

英語版の曲名は、Live Report(生中継)の”Live”を「生きている」という意味にとって、反対の”Death”(死)に変えたギャグです。

Bergentrückung(Bergentrückung)

アズゴア(Asgore)戦のイントロ。Bergentrückungはドイツ語で、「ベルクエントリュックング」のような読みをするらしいです。

Bergentrückungは、英語で“King in the mountain”と訳され、日本語だと「山の中の王」という意味です。

これはなにかというと、世界中の多くの民話・伝承で見られる特徴的なテーマのことです。

どのようなテーマかというと「山の中(のような人里離れた場所)で、時が来るまで眠っている英雄に関する話」です。

Undertaleはイビト山(Mt.Ebott)の地下のお話で、アズゴアはそこに住むモンスターたちの王ですから、まさに「山の中の王」です。

7つのソウルを集めてバリアを破壊するときまで、アズゴアは山の中で眠っているということでしょう。もっとも、山の中のモンスターにとっては英雄でも、外のニンゲンにとっては災厄ですが。

参考リンク
Bergentrückung | Undertale Wiki | FANDOM powered by Wikia
King in the mountain – Wikipedia

Your Best Nightmare(最高の悪夢)

Nightmare【名】悪夢

フォトショップフラウィ(Photoshop Flowey)戦のテーマ。

英語版では、フラウィのテーマ『Your Best Friend』(キミの親友)との対比になっています。

Song That Might Play When You Fight Sans(サンズとのバトルで流れるかもしれない曲)

未使用曲です。ゲーム中では流れませんが、無駄にかっこいいです。SansやPapyrusなどのフレーズが使われています。

曲名は、Songが関係代名詞のthat節で修飾された形ですね。

 

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Pルート

Here We Are(真実)

Here we are:着いたよ

突然制御不能になったエレベーターの中から出ると、そこは不気味な研究所でした。

Alphys(アルフィー)の拍子と音源を変えたアレンジです。あんなファニーな曲がこうも違う雰囲気になるのはすごいですよね。

Amalgam(アマルガム)

Amalgam【名】アマルガム(水銀と他の金属の合金)

Amalgamates(アマルガム)戦のテーマ。

アマルガムとは、水銀と他の金属との合金のことで、昔はよく銀歯に使われていました。実際にどんなものなのかは、動画で見るとわかりやすいです。

How Amalgam Is Made

Hopes and Dreams(夢と希望)

<中学>Hope【名】希望
(【動】~したいと思う、~と望む)
<中学>Dream【名】夢

アズリエル第一形態戦の曲。

Burn in Despair!(燃え尽きろ!)

<高校>Despair【名】絶望

アズリエルが”Hyper Goner”(ハイパーミッシング)を使用したあと、こちらが何もできない状態での曲。

Goner(死者)、ミッシング(行方不明の)とは、『例のあの人』のことを指していると思われます。

SAVE the World(SAVE the World)

<中学>Save【動1】救う、守る
(―【動2】(お金・ものを)蓄える、とっておく、節約する)

SAVE(ふっかつ)コマンドで、モンスターたちを復活させるシーンでの曲。

Undertaleにおいて、”SAVE”は特別な意味を持つ単語です。曲名もSAVEが大文字になっています。

英語版では、

“Seems SAVING the game really is impossible. … But… Maybe, with what little power you have… You can SAVE something else”

(直訳:「ゲームをSAVE(セーブ)することは本当に不可能なようだ。しかし、もしかしたら、残されたわずかな力で、他のものをSAVE(救う)ことができるかもしれない」)

という流れからこの曲が、”SAVE”コマンドを使ってモンスターの魂を復活させます。

公式日本語訳では

「セーブファイルを ふっかつさせることは やはり できないようだ。 … でも… さいごの ちからを ふりしぼれば… べつの なにかを ふっかつさせる ことが できるかもしれない。」

と、”SAVE”が「ふっかつ」に置き換わっています。訳者の方の苦労がしのばれます。

日本語的に正しく、意味の伝わる文章で和訳しようとすると、どうしても汲み取れない部分も出てきてしまうのは仕方のないことですね。

公式日本語訳は非常に完成度が高いと思っていますが、こういうこともあります。ですから、興味のある方は英語版でもUndertaleをプレイしてみてほしいです。

Respite(自由)

<難>Respite【名】(仕事、苦痛などの)一時的休止、ひと休み

モンスターと共に地上で日の出を見るシーンの曲です。感動的なシーンですよね。

Respiteは「(仕事、苦痛などの)一時的休止、ひと休み」という意味です。これから人間とモンスターの歴史が始まるけど、今はみんなで日の出を見て一休みという意味もあるでしょう。

しかし、Sansの視点から”Respite”を考えると、別の意味にも取れると思います。

Bring It In, Guys!(全員、集合!)

Bring it in:集まれ

今まで出てきたキャラが総出演するクレジットの曲です。

ただし、Jerry(ジェリー)は出ません。

Gルート

But the Earth Refused to Die(But the Earth Refused to Die)

<中学>Refuse【動】~を断る、拒否する

Undyne(アンダイン)がMonster kid(モンスターの子)を主人公の一撃からかばって死亡するかと思いきや、Determination(ケツイ)の力で復活を果たすシーンで流れる曲。

「しかし地球は死ぬのを拒んだ」という意味です。アンダインは、ここで主人公を自ら食い止めなければ、世界の全てを破壊し尽くすつもりだろうという主旨の発言をします。

元ネタは、1995年に発売されたSFCのRPG『クロノ・トリガー』で、ラスボスのラヴォスに敗北したときゲームオーバー画面に表示される”BUT… THE FUTURE REFUSED TO CHANGE.”(しかし未来は変わらなかった)だと思われます。

Battle Against a True Hero(本物のヒーローとの戦い)

Undyne the Undying(ふじみのアンダイン)戦のBGMです。

“The heroine appears.”
(ゆうしゃが あらわれた。)

MEGALOVANIA(MEGALOVANIA)

サンズ戦のテーマです。

1994年に発売されたSFCのRPG、ライブ・ア・ライブのボス戦の曲”Megalomania”と、ルーマニアの地名”Transylvania”を混ぜて作った名前です。

トビー・フォックス氏が、この曲はMegalomaniaに影響を受けて作った曲であると発言しています。

Megalomania【名】誇大妄想癖(実際より自分が偉大な人物であったり、全能であるというような妄想を生じる、精神心理学的な状態)

まとめ

曲名を見るだけでも結構おもしろいですね。

今後もUndertaleの英語版をプレイして記事を書く予定です。